iTunesのすごさを今頃知った。

Coke+iTunes

普段はコーラなんぞは飲まないのだが、500mlのペットボトル1本にiTunesの1曲ダウンロードがもれなくついてくるって言うことで、これはまたとない機会と思い購入。ワンIDにつき5曲まで可能と言うことで一気に5本購入。(念のため もちろんzeroである)

楽曲はCDかアナログ盤で購入すべきだといまだに思っているのだが、最近は音楽を聴くのはiPodばかりでCDやアナログ盤で所有する意味が無くなってきたなあと、デジタルへの軽い敗北感を覚えていた。でもこれまでは、iTunesで楽曲を購入することは無かった。

いやー、しかし、これは なるほど いいな。iTunes music store
使ってみて初めてわかると言うのはこのことだ。
iPodで持ってるCDを「すべて」持ち歩く。「すべて」のCDをPCに取り込む。あとはCDはいらなくなるでしょ?じゃあうちのiTunes music storeでダウンロード購入したら?っていう戦略にまんまとはまる。
ポイントはiPod依存度だろう。

iTunes music storeでダウンロード購入することは、不思議なことにアナログ盤の「ジャケ買い」に近い感覚がある。

ジャケ買い」でこれアタリっていうところから、ジャケットにクレジットされてるメンバーとかスタッフとかをつなげていって、その方面をひととおり制覇していく。そんなのがアナログ盤の場合なわけだ。
それは例えばこんなこと

Rejuvenation

Rejuvenation

このミーターズのアルバムをジャケ買い(するには名盤すぎるが)して、セカンドラインファンク渋過ぎっ、とか思い、どうやらニューオリンズの音楽はすごいらしいぞ、一緒にやってんのはどんなやつだ?ドクタージョン?プロフェッサーロングヘア?名前からしてなんかすごそうだぞ。まずドクタージョンから行こうか。
In the Right Place

In the Right Place

これもイケルなあ。他のも聞いてみよう。おっ なんかこのジャケはちょっと感じ違うし、「三頭政治」なんて大袈裟な名前がついてるぞ。
Triumvirate

Triumvirate

なるほど、これはブルースというやつか?マイクブルームフィールドねえ・・・。またまた大袈裟に「フィルモアの奇跡」などと言うアルバムがあるではないか。
フィルモアの奇蹟

フィルモアの奇蹟

どうやらこれはアル・クーパーというやつが仕掛人らしいなあ。ほかにもこれまた手前味噌にも「スーパーセッション」などと言うアルバムがあるではないか。
スーパー・セッション

スーパー・セッション

やはりこれがブルースというやつに違いない。これは良いものだ。演歌のようなもんだな。しかし、このスティルスというのはだれだ?バッファロースプリングフィールドっていうバンドにいたのか。これジャケもステキ。
アゲイン

アゲイン

こりゃいい感じだ。なかなかいろんなソウルっぽい曲とかもあるのにウソっぽくなくカチッとしてるのはすごいバンドに違いないぞ。なになに「日本のバッファロースプリングフィールド」と呼ばれるバンドがいたって?
はっぴいえんど

はっぴいえんど

これはまいった。大瀧詠一細野晴臣松本隆鈴木茂か。松田聖子、森進一、小林旭YMO松任谷由実坂本龍一etc・・・・・。まさしく源流ですな。

なんていう感じで、セカンドラインファンクから演歌・歌謡曲まで連れてってくれるのが「ジャケ買い」のすごさであるが、ここまで半年程の月日を要する訳である。

これがiTunes storeならば、検索→試聴→検索の繰り返しで一日で実現できてしまうのである。これぞIT革命だ。
iTunes store これからもたまにお世話になりそうである。