写真をあちら側の世界へ

春先に自宅のデスクトップPCが再起不能になった。
SONYのPCはバクダンを抱えていると聞いたことがあるが、
実際 突然のできごとであった。
モニターとPCが一体になったタイプは特に壊れやすいらしいのだが、
動画や画像編集なんかの作業で酷使しすぎたのかもしれない。


PCを道具として考えれば、ibookをサブマシンとして使っていたので問題なかった。


ただ、わかりきっていたはずのPCが壊れた際のリスクを実際に体感した。


それはデータの喪失。
ホントにそんなのは、あたりまえのことなのだが。
自宅のPCが壊れたってたいしたデータが入ってるわけでもなし・・・。
などと思っていたが、実際その状況に陥ると違うものだ。


まあ確かに自宅のPCのデータはなくなっても困らないデータは多い。
ではなくなって困るデータランキング1位は何かと言えば、
一般的には「写真」ではないか。


今回は、なんとかハードディスクからデータは取り出せたので良かったのだが、
実際、「写真」だけは、二度と同じものを作ることが出来ないものなわけで、
このリスクはかなりのものだ。


ビジネスユースにはシンクライアントとか。(まあこれは、情報漏えい対策もあるだろうが)
パーソナルユースでも、ブラウザ上で動くソフトとか、ついでに保存も外のサーバへ、見たいな。
要するにPCはあくまでも道具として使うようなそんな流れがあるみたいだ。


ということで、この出来事をきっかけに
写真をWEB上に置いておけるサービスをいろいろと調べてみた。


データのバックアップ保管場所で考えるなら、
無料サービス有料サービス含めると最強は、
flickrのPROアカウント(有料版)だろう。
年/24.95US$で容量も保存枚数も1枚あたりのサイズも無制限である。
使い勝手もシンプルで直感的。


無料サービスならば、
フォト蔵か。
10,000枚の写真を、オリジナルサイズのまま保存できる。
例えば1枚/5Mの高画質写真をオリジナルでアップロードすれば、
10,000枚で実質50Gの保存容量を確保してもらえることになる。


目的が共有や写真を使って遊ぶのであったら、
photobucketが面白い。
adobeのPREMIER remixと言うソフトをブラウザ上で操作し、
動画と写真と音声とエフェクトをリミックスしたクリップが作れたりする。


写真を撮ることから、楽しみたい向きには、
写真関連メーカーの提供するサービスも良い。
たとえば、富士フィルムが運営する、
Fotonoma
基本的には、フォトSNSの体裁をとっているが、
写真の撮り方指南から、WEB共有、プリントサービス、コンテストまで。
とにかく全部ある。


NIKONのサービスmy PictureTownは機能は少ないものの、
魅せ方がシンプルで、アップローダーの操作性も良い。
特定の相手にメールでアルバムのアドレスを伝えると言う共有方法も、古いやり方に見えるが、
そもそもアナログ写真時代からの一般ユーザーの流儀を踏襲しているように思え、
ニコンらしさがそこはかとなく漂い、好感が持てる。


と言うわけで、この他にもgooglepicasaウェブアルバムとかなんとか・・・
ホントにたくさんあるわけなのだが、最終的に、ストレージと言う目的に重点を置いて、
現状プライベートではflickrフォト蔵を使っている。


やはり、あちら側にデータをおけることはなかなか便利である